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テレビ埼玉入試特番 埼玉県公立高校入試の傾向と対策   2012年度入試対策

番組内で放送された解説を載せています。
問題<PDF>はこちらからDLしてください。

サイエイテレ玉特番〜国語解説

今年のテーマは「作文」。

作文に割ける時間は、試験時間50分のうちおよそ10分。この10分間で指定次数を満たすように書かなければなりません。 そのため、いかに早く書き始められるかが重要になります。

今回は、資料をすばやく読み取り、自分の体験を踏まえてテンポよく書くための秘策〜作文の「型」を伝授します!

ポイント 型を身につける!

●3段落構成で書く!

 1段落 資料の読み取り
 
 (例)私はこのグラフを見て、〜に注目しました。

 2段落 理由・体験(感想)
 
 (例)なぜなら〜からです。
   (例)私は〜ことがあります。

 3段落 結論・希望
 (例)これからは(も)〜たいです。


実はこの型を知っていると、1段落目と3段落目は、問題と資料を読み取るだけで、考えずに書けてしまいます。

では、設問と資料の読み取りに移りましょう。読み取りのコツを挙げます。
ポイント 設問とグラフの分析!

●設問  → テーマをつかむ(「  」に注目)

 グラフ → 数値が高い・低いに注目
  「1段落の内容(グラフの読み取り」と「3段落の内容(テーマ→結論・希望)」が決まる!


まず、テーマを読み取り、3段落の結論をイメージします。

「 」に注目すると、「『身に付けたいコミュニケーション能力』というテーマで発表することになり」とありますので、「身に付けたいコミュニケーション能力」について結論を書けばよいことが分かります。

【テーマ】

「身に付けたいコミュニケーション能力」について 
              ↓
「これからは(も)〜したいです」という形で、3段落に書く


次に、資料の読み取りですが、作文の素材として使う際、項目の数値が一番高い、あるいは低い項目に注目することが素早く情報を処理するのに重要です。

その際、なぜ「高い・低い項目に注目したのか」に対する根拠があると、より説得力が増します。資料の読み取り作文において重要なのは、設問文を正確に把握し、素早く資料の情報を処理することです。そこで、あらかじめ高い項目・低い項目という意識のもと作文に臨めば、素早く情報処理することができます。

     「項目の高い・低い」に注目した根拠
             ↓
      「自分に備わっているから、備わっていないから」
            ‖
    例 「自分も人に考えを伝えることが苦手であるから」

今回は「身に付けたいコミュニケーション能力」がテーマですので、一番数値が低いもの、つまり、苦手なものに注目して書いてみましょう。

【グラフ】

「いろいろな情報を上手く表現したり、他の人に伝えることができる」
              ↓
「私はこのグラフを見て、〜に注目しました」という形で、1段落に書く。


ここまでで、1段落と3段落が、テーマと資料に注目するだけで、機械的に書けてしまいます。

例:

(1) このグラフを見て、私は「いろいろな情報をうまく表現したり、他の人に伝えることができる」という項目が特に低いことに注目しました。
           ↓
(3) これからはいろいろな情報を正確に他の人に伝えられるようなコミュニケーション能力を身につけていきたいです。


最後に、2段落に根拠の裏付けとしての体験談を書きます。体験談を交えて書くことは作文の条件の一つに指定されています。

ポイント 読み取りと理由・体験を結びつける!

●理由

なぜ資料のその部分に注目したのか、「自分に備わっているか、いないか、得意か不得意か、良いか悪いか」という観点で述べる。
           ↓    
なぜなら〜だからです」という形で書きはじめる。


●体験

体験理由と関連した自分の体験を述べる。
※体験は、自分だけでなく、見たり聞いたりしたことでもよい。
            ↓    
私は〜ことがあります」という形でつなげる。  


今回の場合、低い項目に注目しましたので、その理由をふまえて体験を考えてみましょう。

  

(1)理由「自分の気持ちを表現するのが得意ではない」
             ↓
  体験「友人とけんかをして後悔したことがある」

(2)理由「膨大なインターネットの情報量」
             ↓
  体験「友人に正確な情報が伝えられずに困った」

(3)理由「学校の先生方を見ていると人に伝えることが上手である」
             ↓
  体験「自分も先生のように話せるようになりたい」


理由とその裏付けである体験談をまとめて、2段落とします。

 (1)の例の場合

例:(2)
なぜなら自分も人に伝えることが苦手だからです。私は自分の気持ちを うまく表現できずに友人とけんかになり、後悔したことが何度もありまし た。




 (2)の例の場合

例:(2)
なぜなら自分も人に伝えることが苦手だからです。私はインターネットをよく利用しますが、情報が多すぎて友人に正確な情報が伝えられず困ったことがありました。




 (3)の例の場合

例:(2)
なぜなら自分も人に伝えることが苦手だからです。学校の先生方を見ていると、情報を人に伝えるのがとても上手なので、自分も先生方のように話せたらと思ったことがあります。




あとは、1〜3段落の内容を並べて書けば完成です。
実際に原稿用紙に記入してみると……



以上で作文が完成します。

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